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ココアの働き

 ココアは各種のビタミン、ミネラルなどが非常に豊富で栄養価の高い嗜好飲料なんですよ(ココアの栄養素)。それでは、ココアにはどんな働きがあるのかみてみましょう!


カカオ・ポリフェノール
 最近よく耳に入ってくるようになったポリフェノール。赤ワインがよく知られてますが実はココアにも含まれているんですよ。ポリフェノールは1つの物質ではなく、簡単に言うと光合成でつくられる植物の色素やにがみ成分のことで、1つの物質ではなく約300種類が知られているんです。お茶などに含まれるカテキンやブルーベリーなどに含まれるアントシアニンもポリフェノールの1種なんですよ。ココアに含まれているのは「カカオ・ポリフェノール」といい、にが味となるカテキンの仲間なんです。ですからピュアココアをそのままなめるとにがい味がしますよね?
 このポリフェノールは
抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去して細胞への攻撃を防いだり発がん性物質の活性化を抑制する効果がありあます。(活性酸素は体に動脈硬化を起こしたり、がんを発生させたり糖尿病の原因にもなるんです。また、物忘れ、白内障、皮膚のシミ・シワなどの原因であり老化を早めるといわれています。)また、カカオ・ポリフェノールには身体的、精神的ストレスに対して抵抗力が強まることやアトピーや花粉症などのアレルギーにも効果があるということがマウスを使用した実験で明らかになっています。


 やはり話題のポリフェノールっていう成分はいい活躍してくれますねー。それにしても活性酸素ってやつは時代劇で例えると悪代官みたいなやつですね。いいとこなし!発生原因(たばこやストレス、紫外線など)をなるべく遠ざけたり、活性酵素に対抗する酵素やたんぱく質、ビタミン類を多く取り入れる食事の工夫が必要かもしれませんね。



テオブロミン
 これはココアの原料であるカカオ豆特有の成分であり、カカオ豆の学名テオブロマ・カカオがその名の由来です。特有のほろ苦さのもとでもあります。テオブロミンは自律神経の働きを調整して気持ちをリラックスさせ睡眠障害の解消に有効です。また集中力を促進させる作用を身体にもたらす効果もあります。
 さらに交感神経に働きかけ、脳や内臓の働きを活発にしたり、血行を促進し、体温を上昇させます。ですから
朝の目覚めをすっきりさせてくれる作用や毛細血管に行き渡った血液が肌のすみずみにまで栄養を運ぶため新陳代謝を促進し、つるつるの肌を蘇らせてくれる肌荒れ改善効果もあるんです!

 
 寒いときにココアを飲むとポカポカになったりココアを飲むとホッ!する原因はこのテオブロミンにあったんですねー。ちょっとした休憩や夜寝る前に1杯いのココアが良さそうですよ。お肌にもいいですしね!



カカオFFA(Free Fatty Acid)
 ココアに含まれるカカオFFA(遊離脂肪酸)という成分は、胃かいようや胃がんの原因となるピロリ菌や重い食中毒で知られる病原性大腸菌O-157への抗菌効果が認められています。また、細菌の感染症の予防という観点からも注目されています。 
 ピロリ菌の抗菌効果があると認められているのはカカオFFAの中でもオレイン酸とリノール酸といった成分です。 オリーブオイルなどで知られる
オレイン酸は血中のコレステロールや中性脂肪を減少させ血液をさらさらにしてくれる働きがあります。さらに酸化されにくいため過酸化脂質(血管中のコレステロールに過剰な活性酸素が作用するとできる悪玉コレステロールをつくりにくいという長所があります。また、ココアの3分の1以上の脂肪がこのオレイン酸です。 またオレイン酸の働きをサポートするステアリン酸やパルミチン酸も多く含まれています。この飽和脂肪酸のステアリン酸も良い脂肪であり、通常飽和脂肪酸は、コレステロール値を高めるものとされていますが、このステアリン酸はLDLコレステロールを上げる事なくそれを減らす役割を果たします。また、体内に吸収されにくいという特徴もあります。一説によると、カカオマスの中に脂肪消化酵素であるリパーゼのはたらきを抑える物質が含まれていると考えられています。


 ピロリ菌をやっつけるのはオレイン酸の力だったんですね。ココアの脂肪は健康に役立っているんです。さらに通常体内に蓄積されやすい脂肪である飽和脂肪酸も吸収されにくいなんて!一見太りやすそうに見えるココアですがそんことはありませんね。



食物繊維〜リグニン〜
 ココアに含まれる食物繊維は、リグニンという種類で、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす働きがあり、動脈硬化を予防するといわれています。これは大豆や小麦粉、とうもろこしなどと並ぶほど優れた繊維で、ココアにはこの食物繊維が約34%と他の食品と比べてかなり高く含まれています。
 また、この食物繊維を高血圧のラットに与えたところ、血圧とコレステロールの上昇がおさえられたという、
血圧の上昇を抑える働きがあるという報告もあります。
 さらに食物繊維は腸内の毒素を吸収し、体外へ排出する作用があるため
大腸がんの予防便秘解消にも効果がありますし、十二指腸における脂肪の分解を促進し コレステロールと共に吸収を低下させると考えられています。

 
 便秘解消は非常にたすかりますねー。スッキリ便がでるようになって体重が減ったという話はよく聞きますよね。さらに脂肪の分解も促進してくれる働きもあるのはダイエットにはうれしいですよね。日本人は平均5〜10グラムの食物繊維が不足しているといわれていますので1日1杯のココアを飲むことを習慣づけて少しでも補ったほうがよいかもしれませんね。



豊富なミネラル
 ココアはカルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛などのミネラル類を豊富に含むバランス栄養食品です。普段とりにくいマグネシウムも多く、ミルクと一緒に混ぜてカルシウムとマグネシウムの比率を2:1にして飲むと吸収よく摂取することができます。一般にマグネシウム不足は心臓病の危険を増すことが知られています。
 また、鉄分が多く、貧血気味の人や生理のある女性が飲むと鉄分が補給されるのでいいのです。体内の余分な塩分を排出する作用のあるカリウムもたくさん含まれています。


 普段忙しく食生活が不規則な方や偏っている方は特にミネラルが不足がちになっています。ミネラルの豊富なココアを毎日飲むことで多少でも補充できるはずです。
 



その他の働き(1)
 一般に香りが脳へ及ぼす効果として、アロマテラピー(芳香療法)が知られていますが、カカオの香りには集中度向上効果があることが分かりました。日本医大の研究によれば集中度や記憶学習能力、記憶力がアップするという実験結果もでています。



その他の働き(2)
 ウーロン茶や緑茶には虫歯予防効果成分が含まれていることが知られていますが、カカオ成分にはこれら以上に虫歯菌をおさえる効果があり、しかも虫歯菌に感染したラットの虫歯の進行をおさえることも分かりました。




 ココアには、緑茶や赤ワインより強力な抗酸化力を持つココアのポリフェノールが体内の活性酸素を除去し、カカオ豆特有のテオブロミンが気持ちをリラックスさせるとともに血液をサラサラにして全身の代謝を活発にさせお肌にも良く、血行もよくなり体を暖めます。また豊富な食物繊維とミネラルが便通を改善して、お腹をすっきりさせる効果があり、その上食事に含まれる脂肪の吸収を抑える働きもあるので、ダイエットにダブルで効くのです。
 ココアを毎日続けると、
冷え性便秘に対して効果があり、同時にダイエットにもなるということなんですねー。すごいぞ、ココア!


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